バリの天然塩!!
2015/10/31
バリで作られる海塩。
バリの豊かな自然と心のこもった手作業が生み出す海塩は、
しっかりとした辛みの中に柔やな甘みが含まれ、人気が高く、
今では世界に輸出されるほど。
一番名前が知られているのは、Kusamba(クサンバ)ですね。
こちらがクサンバで作られている天然塩です。
バリは豊かな海に囲まれた島。
実は、クサンバだけでなく東部から北部にかけての海沿いのいくつもの村で、
それぞれの製法で海塩が作られているのです。
地域が違えば、製法も、味も違います。
今回はバリ北東部のTianyar(ティアニャール)村で作られている海塩をご紹介します。
ティアニャール村は、東部のダイビングスポットのAmed(アメッド)やTulamben(トゥランベン)から更に北に行った、
海沿いののどかな漁村です。
伝統的なバリの漁船 Jukung(ジュクン)が並んだ海岸のすぐ横で塩が作られています!!
ティアニャール村では、まずくみ上げた海水を土の上に撒きます。
そして、天日で乾燥、カラカラに乾かします。
カラカラに乾いた土地を耕し、更に海水を撒きます。
これを繰り返し、濃い塩分を含んだ土を作ります。
その後、その土を写真右の伝統的な濾し器にかけます。
漉し器の下には、塩分濃度の濃い海水だけが出てきます。
その海水を更に天日干しして、結晶を作ります。
結晶が出来たら、カゴにあげて、この状態で1週間から10日ほど更に天日干し。
要らない水分を飛ばします。
そして、出来上がったのがこちら。
わかりますか??
クサンバのものはしっとりとした仕上がりに対して、こちらは結晶が細長くサクサクした仕上がりです!!
製造方法や気候、海流の違いによって、味も変わります。
一説では、東部にそびえるAgung(アグン)山に近ければ、近いほど、塩が美味しいとか!?
山から湧き出る湧き水が川に流れ込み、海へと運ばれ、美味しい塩を生むそうです。
バリで作られる海塩は、どれもミネラルたっぷりです。
お料理にはもちろん、マッサージやお風呂のお湯に混ぜて….なんていう使い方も出来ます。
どんなお料理に合うか、どんな使い方がいいか、考えながら、
バリの塩の産地を巡る北東部の旅….なんていうのも楽しいかもしれません!!