クサンバの郷土料理!!

2015/10/23

インドネシア料理と聞いて

思い浮かべるのは….何ですか??

ナシゴレン?

ミーゴレン?

ガドガド?

インドネシア料理は中華ベースで食べやすい味付けのものが多く、世界中の人々に親しまれています。

では、バリ料理で思い浮かぶのは…??

思い浮かぶ料理がない!!

という方が多いかもしれません。

代表的なものは、たくさんのスパイスを使った豚の丸焼き Babi Guring(バビグリン)ですね!!

元々バビグリンは祭礼の際のお供え物として作られていましたが、

今では「バリ料理」として人気があり、Ubud(ウブド)のIbu Oka(イブオカ)は超人気店です。

バリ料理は、独特のスパイスが効いて、とても辛いものが多いです。

また、地方によって、スパイスの種類や使い方が様々。

バリにも各地の郷土の味があるのです!!

今回ご紹介するのは、塩田で有名なKesamba(クサンバ)の発祥の郷土料理です。

クサンバ付近、海沿いのパイパスを走っていると「Sate Ikan」の文字を目にします。

Sate Ikan(サテイカン)とは魚の串焼きです。

クサンバで採れた新鮮なお魚を使った串焼き、いくつものお店がありますが、おすすめはこちら↓

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Mertha Sari(マルタサリ)です。バイパスから少し入ったところにあります。

ローカル感満載の入り口。

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店内も期待を裏切らないローカル感です!!

横断幕の「Warung Lesehan」、Lesehanとは、しゃがみ込むという意味で、

お座敷食堂といった感じです。

床に座るのではなく、この台の上に座って頂きます。

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実はこのお店、インドネシアの有名人もこぞって訪れる名店なのです!!

メガワティ インドネシア元大統領の姿も!!

その下はメガワティさんの妹です。

その名店、メニューは1種類。

魚の串焼きのセットメニューのみです。

入ると、何人? 飲み物は?だけ聞かれます。

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そして、あっという間にお料理が運ばれてきます。

さすがメニュー1種類です。決まっているので早い!!! 

まず運ばれてくるのは、白米とサイドメニューたち。

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ささげの辛味ソース和え、揚げたピーナッツ。

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そして、病みつきになるバリの味 Sambal Mata(サンバルマタ)

サンバルマタは刻んだ唐辛子とわけぎ、ココナッツオイルを混ぜたバリの家庭料理です。

お魚料理の付け合わせ、ソースとして食べられることが多いですが、

これが、白米によくあって、これだけでも白米が食べられるほどのお味です。

日本人の口にも良く合い、大好きな方が多いです!!

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お魚の切り身が入った、辛ーいスープです。

これはかなり辛いですが、あと引く辛さで汗をかきながら頂くのが最高です!!

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そして、いよいよ焼きたてのメインが外から運ばれてきました!!

甘辛ソースの串焼きとつくね状のミンチ。

ミンチと切り身をバナナの葉っぱで包み焼いたIkan Pepes(イカンペペス)です。

どれも、お魚とスパイスが良くあって最高!!

串焼きだけおかわりも出来ます。

それにしても….なぜ外から….??

そうなんです!!

串はお店の外で、炭火焼された物を運んできてくれます!!

外では….

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「焼き」の係りの方が担当の串を焼いています。これはつくねです。

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これは甘辛ソース。

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そしてペペス。

焼きたてだから、さらに美味しいですね!!

東側の海沿いでは、魚の串焼きを出すお店が沢山ありますが、元々はクサンバが発祥と言われていて、

一説では、クサンバから離れれば、離れるほど、魚の分量が減り、「つなぎ」が増えるとか?!

東部観光や海塩作りを見学される際、

地元スタイルで郷土の味に挑戦してみるのはいかかがでしょうか??

忘れられない「辛さ」を体験できますよ!!

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