バリのお盆 Galungan&Kuningan
2015/07/15
今日7/15は、バリのお盆 ガルンガンです!!
ガルンガンとは、バリで使われている暦:ウク暦の210日ごとに巡ってくる祭礼日で、数多いバリ ヒンドゥーの祭礼行事の中でも最も大切な日です。
「真実・正義」の勝利の日とされるガルンガンには、天から神が降臨し、自然霊や先祖の霊も地上へと降り立ちます。
バリ人たちは、たくさんのお供え物を準備し、その神聖な日を迎えます!!
この時期、ペンジョールと呼ばれる竹飾りが各家々の前に立てられます。
ペンジョールは天から降り立つ神や先祖霊が迷わないための目印と言われています。
元々は、降り立つ神からの全ての恵みに対する感謝と五穀豊穣の願いを込めて、稲穂や果物、ヤシなどを飾り付けたシンプルなペンジョールだったそうですが、
今では、少し変わって華やかな装飾が多くなりました。
ウブド近郊のペンジョールは、特にたくさんの装飾が施され、とても豪華です。
ペンジョール作りは男性の仕事で、一人でペンジョールが作れれば一人前のバリの男と認められる
ペンジョールのふもとにも、綺麗な装飾が施され、果物やお菓子がお供えされています!!
お供えする物にも全て意味があり、決まった物をお供えします!!
膨大な量と種類のお供え物作りは、女性の仕事です。約1ヶ月まえから始まります!!
ウブドのSari Wedari通りは、
ペンジョールが立ち並び、ガルンガンならではの神聖で美しい光景が見られます。
バリって本当に美しくて、素敵な島だなと改めて思います!!
ガルンガンは、バリ人にとってはとても大切な1日です。
多くの人がお休みを取って、生まれ育った地元に帰り、地元のお寺と実家のお寺で祈りを捧げます。
こうした文化や風習が、今でもきちんと守り、続けているところが
バリが世界中の人々を魅了する所以だと思います!!
さて、ガルンガンから10日後は、クニンガンと言われる祭礼日で、この日の正午に地上の降り立った神や霊が天へと帰る日と言われています。クニンガン(7/25)までは、バリは華やかな日々が続きます!!