Hari Raya Galungan!!
2016/02/10
今日 2/10はバリのお盆 Galungan(ガルンガン)です。
ガルンガンはバリ ヒンドゥー教での、210日の暦 ウク暦に沿って行われる大切な祭礼です。
神々や自然霊、先祖の霊が地上に降り立つ為、
何日も前から、お供え物の準備をし、Penjor(ペンジョール)と言われる竹のぼりを飾り、
豚を捌いてお供えします。
ペンジョールを作り、豚を捌いて調理するのは男性の仕事です。
ガルンガンの前日に行われます。
こちらはPejeng(ペジェン)村のお寺の前の豪華なペンジョールです。
本来、ペンジョールは日々の収穫を神に感謝する意味もあり、
お米や芋、果物やお菓子をお供え物としてぶる下げていましたが、
今では装飾の意味の方が強くなり、このような豪華な物が多くなりました。
それにしても、全て手作業で作られるペンジョール。
バリ人の芸術性の高さ、手先の器用さには感心させられます!!
一方、たくさんのお供え物を作り、用意するのは女性の仕事です。
椰子の若葉を使い、何日も前からコツコツとお供え物を作ります。
この時期、バリの女性たちはみんな寝不足&手が真っ黒です。
椰子の若葉と竹ひごを使いお供え物作りをすると、あっという間に手が真っ黒に。
「手が汚い女性ほど、いい女性」
と言われているとか…..。
バリの女性は本当に忙しいです!!!
こうして迎えるガルンガン。
当日は、それぞれの実家に帰り、家のお寺、村のお寺で祈りを捧げます。
こちらは、ウブドのNagi(ナギ)村のガルンガンの様子です。
バリ ヒンドゥー教では、善と悪は一体と考えられている為、
この時期、地上に降り立つのは、善良な神、精霊、先祖の魂だけではありません。
もちろん、悪霊も一緒に降り立つと言われています。
そのため、村に災いが起きないよう、村人が健やかにすごせるよう、村中をバロンが練り歩きます。
子供達の笛や太鼓、チェンチェンが雰囲気を盛り上げてくれます。
村の集会場の前には、たくさんのお供え物。
色とりどり、とっても綺麗です!!
バロンの奉納の舞が終わった後は、村人全員で祈りを捧げます。
今回も無事にガルンガンを迎えることが出来、感謝です。
当たり前の日常に感謝すること…..
それを大切にする姿が、バリの魅力の一つかもしれません。
Selamat Hari Raya Galungan!!
Rahajeng Rahinan Galungan!!